胸部CTを学ぶのにオススメの本4選【2021年版】 | コキュトレ
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胸部CTを学ぶのにオススメの本4選【2021年版】

  • リハビリ職
  • 医師
  • 放射線技師
  • 看護師
  • 臨床工学技士
  • 薬剤師
2021年7月1日 (更新日:2021年8月24日)
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CTって、実際に見てもどれが正常でどれが異常かよく分からないなぁ。なにかいい本ないかなぁ。

こんな疑問に答えます。

執筆者:ひつじ

  • 2009年 研修医
  • 2011年 呼吸器内科。急性期病院を何か所か回る。
  • 2017年 呼吸器内科専門医

筆者は呼吸器10年目です。CTは初心者にとってはなかなか難しくて、本を読んでは実践の連続でした。

なかなか身に着けるのに時間がかかったけど、今から思えばもっと分かりやすい本を読めばよかったと思います。

今はその頃と比べて新しい本も出ています。それも読んでみて、改めて今オススメするならどの本がいいか、この記事でご紹介します。

分かりやすいよう、難易度の低い順からまとめています。

  1. ゼロからはじめる胸部CT読影 / 滝澤始
  2. レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室[ベストティーチャーに教わる胸部X線の読み方考え方] 改訂第2版 / 長尾 大志
  3. 新 胸部画像診断の勘ドコロ / 高橋雅士
  4. 胸部のCT 第4版
  5. まとめ:胸部CTの本のオススメはこれ!

ゼロからはじめる胸部CT読影 / 滝澤始

A5サイズで端的に胸部CTをまとめた本

メリット

  • 少ない分量の本なのに、内容は一通りカバーできている
  • 深入りしすぎず、端的にポイントが書いていてすぐ読める
  • このボリュームにまとまった本ではこれが一番分かりやすい

デメリット

  • 説明はさほど丁寧ではない
  • この点では後述する「レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室」の方が読みやすい

こんな人にオススメ

  • いきなり大きな本を読むのに抵抗がある人

値段、サイズなど

  • 3800円、172ページ、A5サイズ、2016年発売

口コミ

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専門的すぎるものが多く、なかなか手頃な医学書が見つからず困っていましたが、今回その悩みを解決してくれたのがこの一冊です。非専門医の期待を裏切らないこと請け合いです。

レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室[ベストティーチャーに教わる胸部X線の読み方考え方] 改訂第2版 / 長尾 大志

内容が充実しながら読みやすい、全ての職種に最初の一冊としてオススメ

メリット

  • 語り口調の説明がとにかく頭に入りやすい
  • なぜそう見えるのかも書いてあって、表面のみじゃなく本質から理解できる
  • 目次が疾患別でなく見え方で分かれているので、かなり実践に即している
  • 胸部レントゲンも書いてある

デメリット

  • 特にありません

こんな人にオススメ

  • 医師、看護師をはじめとして、全ての職種に最初の一冊としてオススメ

値段、サイズなど

  • 4300円、328ページ、B5サイズ、2018年発売

口コミ

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エアブロンコグラムが見えるということは どういう状態なのか、正常像ではどうして見えないのか、等々 掘り下げて、しかもやさしく楽しく書いてあります。

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目からウロコ

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紙質か良い

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解説が丁寧。表現がコミカルで、後々思い出しやすい

新 胸部画像診断の勘ドコロ / 高橋雅士

より胸部CTが詳しくなりたい研修医にオススメの一冊

メリット

  • 前日の「レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室」より一歩レベルアップした内容。
  • 内容としては専門医に劣らないくらいのレベル。

デメリット

  • いきなりこの本から入るのは難しいのでオススメしない。先の本から入った人がさらにレベルアップしたいときに読むべき。

こんな人にオススメ

  • より胸部CTが詳しくなりたい研修医
  • 呼吸器内科専門医、放射線技師の最初の一冊

値段、サイズなど

  • 9900円、523ページ、B5サイズ、2014年発売

口コミ

sheep

一番わかりやすくかつ内容が充実している本はこの本だと断言できます。初期研修医にとってはやや難しいかもしれませんが、我々呼吸器科医にとってはバイブルとも言うべき胸部画像本です。

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内容の重複が少なく、画像の選択も適切。複数の筆者を擁する本ではなかなか達成できないことです。

胸部のCT 第4版

マスターすれば呼吸器内科、放射線科の専門医になれる名著

メリット

  • かなり詳しく、904ページの大ボリューム
  • 一冊読めば、胸部CTは専門医レベル
  • 画像も豊富にのってある

デメリット

  • 看護師、コメディカルにはかなり難しい。研修医にもいきなりは難しい。

こんな人にオススメ

  • 呼吸器内科や放射線科の専門医
  • むしろ、専門医になるなら絶対通して読んでおくべき

値段、サイズなど

  • 15000円、904ページ、B5サイズ、2018年発売

内容紹介

胸部CT診断の基準となる包括的テキストのベスト&ロングセラー、7年ぶりの改訂。

胸部領域の新しい疾患概念や、肺癌のTMN分類、組織分類、癌取り扱い規約の改訂などを踏まえ、画像、記述内容ともに全面的にアップデート。臨床の現場で役立つ教科書を目指し、より疾患の解説に重点を置く構成となった。放射線科のみならず、呼吸器内科・外科、一般内科の医師にとっての必読・必備書。

(BOOKSデータベースより引用)

口コミ

sheep

専門医以外が読むには難しいが、物好きにはもってこいの一冊です。

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4版まで出るということは、評判が良いということです。分厚い本ですが、編集者の腕と仲の良い胸部放射線の人たちとの連携で、シームレスな仕上がり。心疾患を除く胸部疾患がほぼ網羅されており、読影室に置いておくべき一冊。厚い本ではありますが、通読すべき本でもあります。

まとめ:胸部CTの本のオススメはこれ!

医師、看護師をはじめとして全ての職種に最初の一冊としてオススメ

レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室第2版

看護師、研修医から専攻医の最初まで、すべての段階でオススメできます。専門医でなければ、正直これ一冊で十分です。

語り口調の説明がとにかく頭に入りやすいです。読みやすいのに内容は充実してます。なぜそう見えるのかも書いてあって、本質から理解できます。胸部レントゲンも書いてあるのでお得感もあります。

より胸部CTが詳しくなりたい研修医にオススメの一冊

新 胸部画像診断の勘ドコロ / 高橋雅士

内容としては専門医になれるレベルです。なので、それ以外の医師や看護師、コメディカルに必須ではないけど、さらにレベルアップしたい人にはオススメ。

このレベルの本の中では、一番読みやすいです。

専門を極めたい人にオススメの一冊

胸部のCT 第4版

904ページとかなり詳しく、もはや辞書レベルです。

胸部疾患はほぼ網羅されており、辞書として一冊持っていてもいいです。専門医レベルに詳しくなりたい人は読むべき本です。